東京土建一般労働組合 練馬支部

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【13.06.09】

なんでも相談コーナー/無年金を救済する臨時立法ができました。活用しましょう。

問い…年金の受給資格である納付期間が25年に足りません。このままでは無年金になり、年金保険料を払うのがもったいないのですが…という方がいます。
回答…昨年から国民年金の保険料を10年さかのぼって支払える「後納制度」が始まっています。期間が2015年9月までの期間で実施されます。納付期間が25年に満たず無年金になっている人は利用しましょう。

年金ローンも利用できます

問い…でも、一括での支払いは金額がかさみ無理
回答…一括後納 にはまとまったお金が必要です。そのため、年金者組合などが中央労働金庫と交渉し、これまであった「年金ローン」に特例を設け、当面、今年の4月から12月までの期間限定で収入に応じて最高200万円、最長5年返済の融資をおこなうことになりました。金利+保証料は5.075%です。
 例… 後納額が36万円(2年分)の場合→36万円を全額借り入れて後納 →受け取り年金が月4万円(国民年金のみで25年加入)となり、返済を月1万円 36ヶ月+利息分(約3年4ヶ月)で完済→その後は月4万円の年金が終身給付されます。
 *この場合は国民年金の保険料が月約15000円ですので×23年分で414万円が掛け捨てにならずにすみます。

特集 選挙に行こう…聞いて・聞いて!!「私たちの声」

 6月は都議会議員選挙、7月は参議院選挙がおこなわれます。
 東京土建は政党選択の選挙については組合員の「政党支持の自由」「政治活動の自由」を保障し守る立場です。しかし、私たちの仲間の要求を実現と政治とは密接な関係です。ご一緒に今の政治と暮らしについて考えましょう。

「外環の2」区の独走にストップを!
【石神井台・藤田和美記】
 今から47年前、1966年7月、東京外郭環状道路(外環本線)が都市計画決定されましたが、世田谷から練馬までの住宅街と緑豊かな環境をぶち抜く強引な計画だったので、住民の反対運動で、一時凍結されていました。
 その後、2003年に国と都が、外環本線について、大深度地下の活用で地下化する方針を公表し、石原都知事が「もう立ち退きの心配はありません」と公言したため、沿線住民は立ち退き問題はなくなったと安心していました。
 ところが、練馬区当局は、住民の意向を無視して、2004年6月「外環の地上部には都市計画道路の設置が必要」と都に要請する方針を発表し、他の外環沿線の区・市が住民との話し合いを続けているのに、独りよがりな独走を続けています。
 地下化した外環本線の地上部に「外環2」計画がもともと存在していた、という都の主張に対し、武蔵野市で「地下化した時点で廃止すべきだった」という訴訟が、5年間続いています。
 また、外環本線の大泉ジャンクション地域で、昨年9月27日「外環の2」(世田谷~練馬9キロ)のうち1キロメートルが事業化されたことに対して、今年3月26日に練馬区住民により土行の取り消しを求める訴訟も提起されました。
 「外環の2」に反対する署名も、土建の皆さんの1600あまりの署名を合わせ、4191人が練馬区に提出されています。
 練馬区では「とめよう外環の2練馬の会」に是非多くの皆さんのご協力を寄せていただき、粘り強くたたかって行きたいと思います。

憲法と私――平和で幸せな未来を子どもたちへ
【支部主婦の会会長・西澤貞子記】
 憲法9条を守りたい。これが、私の組合活動の原動力です。
 ガンと宣告を受けたのは10年前、次男は5歳でした。死と向きあいながら、子ども達へ、私は何を遺せるだろうと思っていた時、主婦の会の学習会で、憲法にふれました。
 戦争できる国づくりを企む改憲勢力が、二度と戦争をしないと誓った尊い9条の改悪を主軸に、国家権力を縛る憲法から、国民を縛る憲法に変えようとしているという内容でした。戦争への道は遺したくない、憲法9条は死守しなければと思いました。
 9条の会のとりくみや署名活動をしてきましたが、今度は憲法改正条項である96条そのものを変えると言い出しました。少ない人数の賛成で容易に憲法が変えられてしまう可能性のある、とても危険な企みです。
 憲法は、私たち国民の幸せを増進するための力強い条文でいっぱいです。一番好きな条文は、13条の幸福追求権です。他人に迷惑をかけない限り、個人に幸せを追求する権利が与えられ、立法や国の政治はそのことを最も尊重しなさいと謳っています。
 平和で幸せな未来を子どもたちへ。

教育と子どもと都政と
【石神井・三角真弓記】
 96年4月第一子長男が小学校に入学しました。
 管理職以外が組合の先生といっても過言ではないほど、ほとんどが教職員組合の先生方でした。
 入学式にも卒業式にも日の丸、君が代がなく、ひな壇には、誇らしげな児童の姿しかありません。
 児童の自主性を重んじ始業の「チャイム」がありませんでした。入学して間もない1年生に教室に戻るように促す高学年の児童。教師が直接指導するのは簡単なことですが「待つ」指導を長年にわたって定着させてきた教員のエネルギーは計り知れません。
 その学校に、日の丸、君が代が入ってきたのが石原慎太郎氏が都知事に就任した99年度の卒業式からでした。
 「母さんたちの声は民意なの!一人でも多くの母さんたちの声を学校に届けて!」と、願っておられた先生方と一緒に闘ってきましたが、その学校から日の丸、君が代が消えることはありません。
 なくして初めて気付いた放射能に侵されていない空気や水のありがたさのように、都政を任す人を正しく選べなかったことは「真の教育」を「調教」にしてしまうような、取り返しのつかない事になるんだと思います。
 都政は、他の県政などとちがって、一つの国を動かすような政治がおこなわれています。だからこそ、私たちの声を聞いてくれる、いえ、聞いてくれる政党を選ぶべきだと思います。
 今、子育てしている世代の皆さん。あなたのお子さんの学校は、戦前の「調教」をしていませんか?それに気付いていないだけではないですか。

人が育つ、明るい建設産業を
【本部パルの会会長・早宮・鎌田義昭記】
 「僕らにいい時なんか、一度もなかった。入った時から景気は悪く、ずっと安い賃金で働いてきた。先輩たちはバブルも経験し、いい目を見て、昔は良かったなどというけど、こんな業界にしてきたのは、みんな、あなた方の世代ではないのか」
 これは、若いPALの仲間の痛烈な発言であった。「これじぁ、結婚もできないし、子どもだってつくれない」「保険も払えず、年金だってもらえない、年をとったら生活保護を受けるしかないのか」言葉が痛い。受容し、黙認し、沈黙してきた結果、夢と希望のない業界にしてしまった。われわれの責任は確かにあると思う。自戒し、世代としての責を果たすため、PALの運動をしてきたのだと思っている。
 平成25年度公共工事設計労務単価が、14年ぶりに平均16.1%値上がりし、内5%が法廷福利費分と明示され、われわれの要求と運動の取組みが、正当なものであることが示された。この大きなチャンスを生かし、地域においても公契約条例を制定させ、賃金の下支えとすると同時に、働くルール作りをしっかり作り上げ、後輩たちに胸を張って「どうだ、建設業も捨てたもんじゃないだろう」とバトンを渡したい。
 次世代が夢と希望を持って大勢が入職できる人が育つ明るい建設産業実現のため、もうひと働きしましょう。

若者に希望ある建設業に
【青年部長・松本和磨記】
 私は支部で青年部の部長をしています。私も含め、若い仲間の状況をうったえたいと思います。
 まず、仕事が少ない上に、賃金が安く結婚しても生活ができない仲間がいます。なかには、昼は建設業、夜はアルバイト(ガソリンスタンド、コンビニ、居酒屋など)で生活をしている仲間もいます。二時間しか眠れません。体を壊します。すると、建設業とアルバイトで賃金が変わらなければ、アルバイトを選んでしまいます。
 建設業って、仕事と賃金がつりあってないと思います。危険手当はついてないし、せっかく資格を取っても、その手当がありません。
 いま、現場では、若い人がどんどんいなくなっています。仲間と飲んでいても、話題は「賃金が安い。金がない。」といった話になってしまいます。悲しいです。もっと、仕事でこんな事を経験したとか、こんな事を覚えたとか、将来の話をしたいのに、先が見えません。
 私は、こんな業界を変えるためには、組合でもっと頑張らなきゃならないし、若い人の意見をもっと聞く政治に変えなきゃ駄目だと思います。

読者の広場

 【泉】長女が今年の春、大学へ入学しました。三女は保育園の年少さんクラスです。なが~い子育て…楽しみながら頑張ります!
 【石神井台】足腰が弱り、小じわも増えてくるが、種々組合のことがわかる「けんせつ北部」の来るのが待ちどおしです。春の住宅デーですね。
 【石神井台】「桜桃忌」6月19日の桜桃忌は誰の忌日。ダザイオサムの命日とは知らなかった。クロスワードパズルのおかげで組合運動のみならぬ、頭の運動をさせてもらってます。
 【新大泉】土建健診5月7日に受けました。ここ数年、コレステロールの値が少し上がっているので心配です。近くの体育館で健康作り体力作りに通う予定です。
 【春日】今年は植物の葉がこれまでになく大きい。夏づた(廃屋の壁をつたっている)も、たんぽぽも、そこらに咲き出るスミレも、近所のアジサイの葉も去年より大きい。これって放射能のせいでしょうか?
 【旭町光が丘】こんにちわ。いつも楽しく読んでいます。最近、年をとったのか。田舎暮らしがしたくてなりません。夢はふくらみ、仕事探し、家探しもしています。叶うといいと思っております。
 【豊玉】いよいよ梅雨に入りました。一年の中でも特に苦手なこの時期をどう快適に過ごすか考えています。このジメジメを吹き飛ばすような楽しいイベントを企画して下さい。
 【関町】成長戦略第3弾 10年後に国民総所得を150万円増やすと、これを聞いたら自分の所得が10年後に150万円アップすると思うでしょう。これが安倍首相の戦略、だまされてはいけない。そんなはずないでしょ。選挙が近いので耳ざわりの良い話が出てくるでしょう。だまされないように!

クロスワードパズル
 締め切り7月9日消印有効
5月の答え「カタツムリ」
 当選者
 大室知加子(春日)
 湯田研二(北大泉)
 橋本寛子(豊玉)
 大田松夫(石神井台)
 工藤吉春(旭町光が丘)