東京土建一般労働組合 練馬支部

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【09.08.09】原水爆禁止世界大会 IN長崎

10代・20代の3人が行ってきました!

PHOTO練馬支部青年部 村上 健文(28歳)

 原水爆禁止・核廃絶世界大会で長崎まで行って来ました。私が今回この大会に参加したかったのは、以前ビキニデーに参加したからです。それまでの私は、核や原水爆など全く興味が有りませんでしたが、参加してビックリしました。原水爆や核廃絶に、こんなにも一生懸命にがんばる人たちを見て自分が情けなくなりました。

 長崎に行った私は、会場に行って世界中にこんなにも平和を願う人達がいる事にビックリしました。開会総会の会場に入りきらない人にビックリしました。それは初めから最後までですが、なによりも日本だけでなく世界各国からの参加に凄いと思いました。フォーラム・分科会・うごく分科会では、私は「非核宣言運動-自治体・市民の共同を-」に参加しました。参加した人数は30名でしたが、来年の5月に開催される核不拡散条約NPT再検討会議で核兵器廃絶を再確認させ、核兵器を禁止し、核廃絶の合意をさせるために運動していました。

 私はこの大会に参加して核兵器ゼロを目指して、より一層がんばり、平和な「核兵器・核爆弾のない」世界にするために、もっと自分で学び運動していきたいと思います。

 世界にとどろけ平和な世界に!!!

核兵器廃絶に各国首脳が尽力を!
南事業所分会(家族) 斎藤 由佳莉(16歳)

 約7000人以上もの人が集まった会場は『核兵器の根絶』『戦争のない世界に』という熱い思いで埋め尽くされていた。日本国内だけでなく世界各国からも集まり、老若男女問わず、みんな声高に叫んでいる姿は印象的であった。こんなにも多くの人が同じ思いで訴えているのにも関わらず、なぜ『核兵器のない平和な世界が』実現されないのだろうか。

 それは社会情勢が背景にあると思う。例えば、アメリカとロシア(旧ソ連)の冷戦。両者とも大国故、もし武力対立に発展した場合、大きな被害がもたれされ、自国を守らなければという思いが、世界各国の核兵器製造へと結びついたとみられる。もう一つ例を挙げれば、現在の北朝鮮。北朝鮮は政策や指針の面で独自性があり、大きく世界各国と異なっているため、世界各国で結ばれている条約などにも調印せず、孤立している。このような状況下で武力対立が起こった場合には、孤立無援の状況になるのは目に見えている。そのため、少ない人数で大きな被害をもたらす核兵器製造を開始したのだ。

 私は、『核兵器のない平和な世界』を実現するためには、このような武力対立に発展し得る社会情勢の排除が必要だと思う。その過程では武力でもって問題解決するのでなく、協議をもって問題解決する心構えが重要になってくる。この条件がクリアされない限り、いくら私たちが運動し、署名を集め、世論を動かしても、『核兵器のない平和な世界』の実現は不可能だと思う。だが世界各国の大統領や首相の尽力があれば、必ずや実現するであろう。

 平和公園にささげられた数え切れないほどの折鶴。折鶴の数だけ平和を願う思いがある。そのもとで鳴らされた平和の鐘。照らされた平和のキャンドル。唄われた平和の歌。平和の有難さを実感したと同時に、戦争の悲惨さを痛感した。一日でも早い『核兵器のない平和な世界』の実現を祈る。

練馬支部 書記 佐藤大地(28歳)

 はじめての原水爆禁止世界大会。私は長崎から大会の熱気そのままに熱い思いを持ち帰ってきました。
 会場には、「核兵器のない世界へ」「戦争を世界からなくそう」に賛同する約7,000人以上の人が世界各国、全国各地から集まりました。驚いたのは、若い世代の人たちの多さです。これは自然発生的に増えたのではなく、55回の歴史の中で先輩方が築きあげた運動の成果であると思います。それだけではなく、オバマ大統領のプラハ演説での「核兵器廃絶宣言」もそうです。オバマ大統領が急に言い出したのではなく、長年の「核廃絶」「戦争反対」運動の成果が世論を変え、様々な国々の賛同を得て、今では国連の議長までもが原水爆禁止世界大会へ参加されるようになりました。これらが大きく影響している事は間違えありません。国は政界や財界が決めるのではなく、私たち国民が決めるということを改めて実感しました。

 分科会では『千羽鶴』という、戦後の広島で原爆症になった少女が「生きたい」と願い千羽の鶴を折りながら亡くなってしまう映画を観ました。これからいくらでも可能性のある罪のない純朴な子供たちが、大人たちの勝手な争いごとの犠牲になってしまう戦争。これは、償っても償いきれない最も重大な罪であると私は思います。悔しくて悲しくて怒りがこみ上げて涙が止まりませんでした。希望に満ちた子どもたちに過去の悲しい過ちを二度と繰り返してはいけません。そのためには、現代の子供たちに悲しい過去の歴史を伝えていくことは、とても重要です。被爆者が高齢になっていく今、映像で次世代に伝えていく重要性を学びました。

 原水爆禁止世界大会に参加して、改めて戦争、核兵器の悲しさ、無意味さを実感しました。「戦争の事実を若い世代に伝えていかなければ」という使命感をもって、これからもアンテナを張り、様々な反戦運動に参加し、色々な視点から「戦争」という実態を見て聞いて話して考えて、まずは自分の周りから変えていこうと思います。